一つ目に肩や肩周りを動かす事です。
その場でできるのは鼻で息を吸いながら肩を上げ、口で息を吐きながら肩の力を抜く事を10回ほど繰り返す事です。
緊張状態の筋肉をリラックスさせてくれます。
肩こりで痛みを感じる部分の大半は僧帽筋(そうぼうきん)です。
首から肩にかけて広がっている筋肉なので肩を上げる仕草をして痛みがある場合僧帽筋が凝り固まっている証拠です。
その他にも様々な部位が要因で肩こりになりますが、痛みの原因は長時間のデスクワークや運転
スマートフォンやパソコンなどの使用で筋肉を動かさないせいで血流が悪くなり筋肉が硬くなるためです。
つまり定期的に動かす事で筋肉を柔らかくし肩こりを和らげる効果があります。
肩周りを動かすのにオススメなのは肩を壁側に向け腕をぐるぐるぐる20回ほど回す事です。
終わったら反対に回し、もう片方の肩も同じように回しましょう。
その時手のひらを壁側にして回す事を意識しましょう。
二つ目は正しい姿勢を保つ事です。
普段の立ち姿が猫背な人や片足に重心がかかった姿勢の人は肩だけでなく腰にまで大きな負担がかかってます。
その為痛みが出てもっと楽な姿勢を取りたがり変な癖がついてしまい
肩こりや腰痛以外にも頭痛や手足の痺れなどの症状が出てしまいます。
立つ時の姿勢で意識する事はお腹やお尻の筋肉を意識して入れる事です。
丹田(たんでん)を凹ますイメージとお尻の穴をギュッと閉めるイメージが大事です。
肩はできるだけ力が入らないよう意識して、あごは引いて目線をなるべく真っ直ぐ見ることを意識しましょう。
三つ目は寝ている時に寝返りをうつ事です。
寝ている時でも同じ体制のままだと体重などが原因で体が圧迫され血流が悪くなり
朝起きた時に肩こりや手足の痺れなどの症状が出てしまいます。
そうならない為に私たちは無意識に寝返りをうつことで圧力を分散させて
体全体に血液を行き渡らせる働きがあります。
その他にも寝返りには体温調節や歪みのリセットなどの役割があります。
寝返りが激しい事に悪い印象を受けがちですが、本当は起きている間の疲労や体の歪みを
寝返りを打つ事で修復しようとしているのです。
なので寝返りを打ちやすい枕の高さや、体が沈みにくい素材の敷布団(マットレス)などが好ましいです。
自分にあった高さがわからない時は家にあるタオルを2枚ほど用意してぐるぐる巻いてから
枕に見立てて、ゴロゴロと楽に寝返りができたけどたらそれが自分にあった高さです。